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福島の被災動物の今

神奈川県に拠点を置く一般社団法人清川しっぽ村運営委員会は、犬や猫が人間と共に穏やかに生きる社会が作られることを目指し、東日本大震災や熊本地震で被災した犬猫の世話や新しい飼い主探し、迷い犬・迷い猫の保護などの活動に取り組んでいます。

東日本大震災が発生した2011年、街頭募金で集めた寄付金を被災した地域に送っていた一般社団法人清川しっぽ村運営委員会(以下、清川しっぽ村)は、活動を継続するうちに、被災犬猫の問題を根本的に解決するには、彼らと共に暮らす新しい家族を見つける事が必要であると、強く感じるようになったと言います。2013年からは、福島第一原子力発電所の事故の影響により、震災後から2017年4月まで全村避難が続いていた福島県飯舘村において、犬猫の飼い主や現地で活動するボランティアと連携をとり、毎週飯舘村内にある約170箇所の給餌場所を訪問し、給餌給水活動、動物の生活環境の改善や健康管理などを行ってきました。

現在、飯舘村は一部の地区を残して避難指示が解除され、少しずつ帰村の動きが見られていますが、その中で、家屋や納屋の取り壊しが進み、飼育放棄された猫や震災後に居付いた猫たちの保護問題、そして、震災後およそ半生を生きた犬たちの介護や看取りの問題といった、新たな問題に直面しています。村民の生活復興が進められる今、犬猫も含めた新たなコミュニティ形成に、ボランティアとしてどのように寄与していけるのかを考える時期に来ているのかも知れない、と清川しっぽ村のスタッフは話します。

また、保護活動に取り組むと共に、震災を体験しなかった人々や、震災を知らない子どもたちに、「震災後より、多くのボランティアによって命を繋いできた犬猫たちが、どのように生きてきたのか」「犬猫を残して避難せざるを得なかった村民がどのような思いで過ごして来られたのか」「被災犬猫の支援活動とは、実際にどのような事をしているのか」など、現場で何が起こって来たのかを伝えていくこともまた、給餌活動を続けている者の使命であると考えています。

直接的な支援に現地に赴く事は出来なくとも、私たちが暮らす場所で、一人一人に出来ることは、きっと見つかります。現在、清川しっぽ村では、福島県飯舘村や熊本県内に残されている犬猫の給餌活動の他にも、様々な形でのボランティア参加を呼び掛けています。特にシェルターでの人手不足があると、保護犬猫の受け入れにも限界があり、被災した地域からの受け入れがスムーズにいかない状況が生じてしまいます。

ボランティアに興味のある方は、こちらの団体ウェブサイトから詳細をご覧ください。

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