FEATURED

福島、いわきから始まるものづくり -酒井悠太

東日本大震災の塩害被害を克服するため、2012年から始まった「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」は6年目を迎えました。いわきおてんとSUNの代表・吉田恵美さんと、プロジェクトのリーダー・酒井悠太さんは2018年2月14日に、ロンドンで行われた活動家や草の根団体が一堂に集い、トークセッションやワークショップを行うLUSH SUMMITにスピーカーとして登壇し、再生を導く和綿の魅力と、福島の未来について世界に向けて発信しました。

2016年にインタビューをした、いわきおてんとSUNの酒井さんは当時、"地域への未来像や夢はありますか?″という質問にこのように話してくれました。

「難しいな・・・。地域かぁ。今まで特別だと思っていた“もの”や“こと”(オーガニック栽培や日本のモノづくり)がもう全然特別ではない時代で。でも、現状ではまだまだおてんとSUNがやっていることに特別感はあると思うんですよね。これは、絶対に普遍的になっていってほしいと思っています。みんな楽しく生きてほしいかな。今まで特別だったことがもっと普遍的になってくような地域づくり、それが日本や世界全体につながっていけば良いなと思います。大きな話になっちゃいましたけど。」

そんな酒井さん率いる、復興のための社会事業という意味合いが大きかった「ふくしまオーガニックコットンプロジェクト」が2017年、変化の時を迎えました。いわきという地域に継続して続けられる仕事を創出し、若者が参加したいと思える企業と成長していくことを目指して、オリジナルのブランド「ふくしま潮目-SIOME」を立ち上げました。

 

酒井さんは、プロジェクト開始から7年が経った2017年、オリジナルブランドの立ち上げエピソードについてこう話します。

「こだわったのは、"メイドインジャパン"を貫くこと。今の社会はモノで溢れていますが、僕たちのコットン栽培に意味があるように、その先の製品づくりにも意味を持ちたかったのです。日本の技法を使い、日本で生産する。日本で栽培したコットンを日本の生産工場で製品化するという点は、すごくこだわりました。」

酒井さんがモノづくりにおいて大切にしていることは、お客様にメッセージを伝えられる製品を作ること、そしてお消費者が買いたいと思う製品を作ること。どちらが欠けても成り立ちません。酒井さんはこう説明します。

「オーガニックコットンとそうでないコットンの違いをよく聞かれます。一般的に、お肌に優しいとよく言われていますが、化学的に証明された数字はありません。僕が言えることは、何より環境に配慮して作っているという事です。土壌を汚さない、地元コミュニティに貢献する商品づくりで消費者に選んでいただける商品を作ること、そしてその商品を買っていただくというサイクルが生まれないと、僕たちのモノづくりだけでなく、日本のモノづくり、世界のモノづくりも成り立たないと思います。」

つまり利益を出し続け、持続可能なビジネスを構築しなければ、商品にどんなに強いメッセージがのっていても、誰の元へも届きません。逆に、どんなに商品が売れても、その商品にメッセージがのっていなければ、やはり福島のモノづくりに込められた想いは届かないのです。

 

「僕たちがコットンの栽培を始めて約7年が経ち、少しずつ地域の文化としての形が見え始めてきたかなと思います。僕たちが、最良な栽培や生産の方法を選択してモノづくりしているように、お客様も購入する時にどんな商品か選択をします。そういったお互いの選択によって、ブランドカルチャーが形成されていくと思っています。どんなモノづくりも、今、現代を生きている我々が、目の前にあるものをどう選ぶかというのが、簡単な事のようで、すごく大事なことで。僕たちの商品とともに、そういったことを考えてもらえたらと思います。」

 

おてんとSUNはこちら

 

コメント (0)
0 件のコメント
この商品を見た人は、こちらの商品も見ています。(2)

関連商品

2 項目
ラッシュのノットラップ『シーブレス』
Knot Wrap/風呂敷
冒険心をくすぐるパワフルなカラー
¥1,280 (税込)
 / 
90cm×30cm
ラッシュのノットラップ『スプリングシャドウ』
心をいやす幻想的な色模様
¥1,280 (税込)
 / 
90cm×30cm