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フランキンセンスを探して

オリバナムとしても知られるフランキンセンスは、ウッディで甘い樹脂。この素晴らしい原材料をどのように調達しているかをご紹介しましょう。

フランキンセンスのねっとりとしてスモーキーな香りの原材料は肌を柔らかく癒してくれます。東アフリカ原産であるフランキンセンスは、この地域の歴史、気候と人の搾取により絶滅危惧種となりました。素晴らしい性質を持つこの原材料を引き続きを使いたい私たちは、公正で責任ある調達を通して持続可能なフランキンセンスを市場に出したいと考えています。フランキンセンスの木は、岩がちな山岳地帯に育ちます。樹皮に小さな切込みを入れると樹脂がにじみ出、固まってビーズのような固形になります。この土地は氏族制度によって所有されているので、木を売却する事はできず収穫は男性しかできません。一方で一族の女性は等級の違う樹脂の選り分けなどを行います。

▪️ソマリランド
ラッシュで使っているフランキンセンスは、ソマリア北部の自治区ソマリランドのものです。ソマリランドはまだ国際的に承認された国ではありませんが、1993年に植民地であった英領ソマリランドと、イタリア領ソマリランドの連合が解散されてから自治政府も設置されています。1970年、1980年代のソマリア軍事独裁政権時代の間は、政府が中央集権的に農家を協同組合に組織して販売していたので、フランキンセンスには高値がついていました。独裁政治が終結したことで長期にわたる内戦になり、フランキンセンスの値が落ち、農家の公正な市場へのアクセスも無くなってしまいました。
収穫農家は、フランキンセンスの樹脂をキロ当たり1ドルで売っており、それが仲介業者によって50倍もの値をつけられ、海外へ売られていました。公正な報酬を受け取れないことで、農家たちは飢饉のリスクがある地域で生き残る切実な状況から、過剰に収穫を行うようになってしまったのです。

 

▪️SLush Fund(スラッシュ・ファンド)
ラッシュでは、2011年に初めてオーガニック認証を受けたフランキンセンスオイルの調達先を見つけました。このオイルは、ソマリランドのサナーグ地域で育った木のものです。自分たちが公正な金額を受け取っていないと言う認識があった収穫農家にとって、オーガニック認証は持続可能な生産モデルと、商品の価値に見合った価格両方へのはじめの一歩となりました。
ラッシュは、サプライヤーとそのコミュニティと近い距離で協力した関係構築を大切にしており、この農家はリジェネレーティブ(再生可能)な農法やコミュニティプロジェクトを支えるすらっし・ファンドで支援をしたサプライヤーとなりました。このファンドで、3つの村で必要性が叫ばれていた水へのアクセスの改善に取り組み、水栽培、洗い物、トイレ施設に役立つソーラー井戸3つへ助成をしました。水汲みは女性の仕事なことから、新たな井戸はコミュニティの皆が水を使えるようになるばかりではなく、女性や女の子に教育をうける時間が増えることも意味します。
井戸が出来た今、ラッシュは水へのアクセスが最優先事項だったコミュニティと協力し、リジェネレーティブな農法や貴重なフランキンセンスの木の栽培収穫を助けていくことに注力しています。

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