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ジェレミー・コービン氏がLush Creative Showcase 2017に登場

2017年9月4日、ロンドンで開催されたCreative Showcaseにイギリス労働党党首のジェレミー・コービン氏が登壇。Brexit(ブレグジット、イギリスのEU離脱)や動物福祉について語り、希望と団結のメッセージを参加者に届けました。

終始リラックスしたムードで行われたラッシュの共同創立者マーク・コンスタンティンとのトークで、労働党党首のコービン氏は、イギリスにとって移民や多様性はこれまでもこれからも重要であるということに断固とした姿勢を貫き通しました。

「私の選挙区に暮らす住民の15%はEU市民です。彼らは我々の経済に大きく貢献しています。移民がこの国にいなかったら、我々の公共医療サービスは今日ひどいことになっていたでしょう。教育システムや科学システムも同様です。」とコービン氏は語り始めます。

「我々は、この国を新たな故郷と呼ぶことに決めた多くの人に支えられているのです。私が実現したい政治というのは、世界中から集まった彼らのような人々が当たり前に暮らす、そんな国の政治です。」

コービン氏はBrexitについても、率直に現実的な見解を参加者に語りかけました。

今の状況で前に進むということは、2016年6月に行われたEU離脱の是非を問う国民投票の結果を受け入れるということです。しかしながら、まだ全てが負けたわけではないとコービン氏は言います。労働党はEUという単一市場に残留すべきであり、タックス・ヘイブンになってはいけないと考えていると彼は話します。タックス・ヘイブンにならない代わりに、イギリスという国の根源にある考え、それはどんなバックグラウンドを持とうとも、国籍や宗教に関わらず、全ての労働者には公正な賃金が支払われ、皆平等な扱いを受けるという考えを労働党党首は語ります。また、労働党政権が実現すれば、現在イギリス国内に暮らすEU市民とその家族全員に定住資格を与え、さらには人権に関するイギリスの法的欠如があれば激しく反対するとは言います。

また、コービン氏は婦人参政権運動やLGBT権利運動など、これまでに起こった社会運動についても言及しました。

「一つ一つの社会的進歩や法律の制定には大衆運動の歴史があります。こんなことは不可能だと思っていた底辺にいた人々の視点で歴史を見てみてください。50年、100年、200年かけて、その不可能だと思われていたことは社会規範となりました。人々にはそれを実現できる力があるのです。」

さらにコービン氏は、翌週議会で議論されるイギリスが長年戦ってきた自由・権利の重要性を強調します。

「この国の人権法 (Human Rights Act)を骨抜きにするようなことには断固として反対します。人権法は絶対的に守らなければいけないものです。労働党は、EUの規制で定められている労働権を保証し、強化することに努めてきました。」

このトークは、Brexitの話だけでは終わりません。長年のベジタリアンであるコービン氏とは、動物の権利、動物の血が流れる競技、そして生態系影響についてまで話が及びました。

コービン氏は自身が長年動物に対してパッションがあることについても言及し、学生時代に行った初めてのスピーチがキツネ狩りについてのテーマだったということも話をしてくれました。コービン氏は、労働党政権が発足すれば、野生生物犯罪の取り締まり、野生生物の保護を強化すると述べ、現政権の野生生物保護を阻むような警察への財源削減を批判しました。

「警察は、野生生物を守るためのリソースを削減されました。私はそれは間違った判断だと考えています。野生動物犯罪は、動物を殺すという残虐さに加えて、生態系全体への悪影響もあるからです。」

コービン氏は続けます。

「先週末、イヌワシを見ようとスコットランドに行きました。イヌワシは、ハヤブサやハイイロチョウヒと同じくらい大変美しい鳥ですが、その周辺を自由に歩き回っていただろう多くの鳥たちは、射撃による被害を受け、私は何羽もの死骸を見ることになってしまいました。」

このトークの最後にコービン氏は、キャンペーンを展開したラッシュのスタッフに感謝の意を述べました。

「本当にありがとうございます。選挙前の有権者登録キャンペーンや、ホームレスの人々への支援をはじめとする皆さんがこれまで行ってきたことに感謝しています。なぜなら、我々が今必要なのは、一人一人が互いに責任を持ち合っている社会だからです。」

 

Lush Creative Showcase 2017でのマーク・コンスタンティンとジェレミー・コービンによるトークはこちらからご覧いただけます。

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