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#LushMood:バスルームで心の状態を整える

新しい発想と香り高いエッセンシャルオイルがひとつになったら... 

そうして生まれたのが #LushMood(ラッシュムード)と呼ばれる商品のシリーズ。いつもの“お風呂”の時間を、心の状態を整えて感覚のバランスを取り戻す時間にしてくれる#LushMoodについて、ラッシュ共同創立者で調香師でもあるマーク・コンスタンティンが語ります。

 

 2018年夏に「Lush Labs」としてオンライン限定で初登場した#LushMoodシリーズでは、LUSH SPAの開発ノウハウを活かして、使う人の感覚にはたらきかけるような商品を作ることに注力しました。その原動力になったのが、普段からラッシュにおけるビジネスの原動力でもある、マークの率直さと確固たる価値観でした。

 以前、今では一般化した「アロマテラピー」という言葉を、ラッシュで商標登録する機会があったそうです。企業であれば専売特権を得たいと思いそうですが、その時そうしなかった理由をマークはシンプルに「好ましくないから」と答えました。

 「そもそも、その機会なんてあるべきではなかったんです。私がつくった言葉ではないし、商標登録しなかったことを後悔もしていません。商標登録をしたらそれは『概念』ではなく、『ブランド』になってしまうでしょう?」

-“アロマテラピー”とは違うラッシュの商品-

 一息置いてからこう答えました。「私はアロマテラピーの概念は少し複雑だと思っています。もちろんエッセンシャルオイルに一定の効果があることは知っていますが、それだけではないと思うのです。例えば、気持ちが落ち着かない時や寝る前にラベンダーオイルを使うことがありますね。そうすると不安な気持ちも、時間の経過という要素も加わって、だんだん和らいでいきます。お風呂にラベンダーオイルを入れた時も同じ。ラベンダーに安眠効果があると言えるかというのは議論がありますが、それよりも人は、香りを嗅いだ時にどういう気持ちだったか、もしくは『どういう気持ちになりたくてその香りを嗅いだのか』という、香りとムード、つまり、気分とを結び付いて記憶すると思うのです」。

 この、“感情的な結び付き”と“アロマセラピー”が合わさってはたらくというコンセプトは、マークがLUSH SPAのトリートメント開発において重要視した部分でした。そして、その知識を最初に取り入れて創ったのが『シナシージア』です。

 「まずは香りと音楽の中でムードに浸ってもらいます。感覚がムードに慣れたところで、身体的な体験へと結びつけていきます。始めに自分でいくつかの言葉の中から選んだ言葉に結びつく香りのブレンドを1時間半かけて経験してもらいます。音楽が流れる中、目を閉じて香りに包まれて、最大限にリラックスした状態です。その中で眠りに落ち、目覚めます。昼から夜という一日の変化をテーマに作られた音楽を聞いているうちに現実の時間感覚から解き放たれます。言葉と香り、心の状態を結びづけていると言い続けてますが、実際にその言葉を声に出して言うのは一度だけ。あとはその言葉を黒板に書き、その黒板は施術の時に脱いだ服の上に置かれていて、服を着る時に手にすることになります。そしてそのとき体験した香りと同じ商品を家にも持ち帰ってもらいます。何度も何度も気付かないうちに香りとの結びつきが強化されていきます」。
 今回ラッシュが開発した#LushMood は、症状を劇的に変える薬のようなものではなく、気分を切り替えてくれるものを目指したと言います。「心理学の考え方の中に、ブリーフ・ストラテジック・セラピーというものがあるんです。短期間で心理状態を変える療法のことで、数時間のセラピーを始める前と後で違う心の状態にする、それがアイデアのベースになっています。つまり、お風呂に入る前と出るときの心理状態がポジティブに変化しているということです」。
この、“感情的な結び付き”と“アロマセラピー”が合わさってはたらくというコンセプトは、マークがLUSH SPAのトリートメント開発において重要視した部分でした。そして、その知識を最初に取り入れて創ったのが『シナシージア』です。

机にの上に広げられたのはカラフルでちょっと変わった形のものでした。今までに見たことのあるバスボム、バブルバー、マウスウォッシュタブレットだけではなく、シャワーの時に使うシャワーボム、手のひらサイズの4色のカプセルのようなものが入っているアトモスフィアといった興味深い商品もあります。

「…これが気になるでしょう?…まずこれから話しましょう」と二つのバスボムに手を伸ばしました。

Let Go Atmosphere
Spinning Plates reusable bubble bar

-ムードを変えるための新しいバスボム-

 木の形のバスボム『アンダー ザ アンブレラ ツリー』は、森林浴とSNSで話題になったお風呂の中で傘をさす入浴方法にヒントを得て開発されました。お肌を引き締めるエプソムソルトが配合されていて、お湯の中に入れると森の奥深くを思わせるような美しいグリーンが広がります。『ブレス・オブ・ゴッド』と同系統の香りと気付く方もいるかもしれませんね。穏やかで瞑想へと誘うようなシダーウッド、イランイラン、ネロリがブレンドされた、静かな高地の僧院を思わせる香りとスモーキーでウッディな香りが広がります。バスタブに傘を広げて……とマークはみなさんに試してもらいたい入浴法を見せてくれました。

 「お風呂の中で傘を持ち歩くイメージです。頭上で低く持つことでバスボムの効果をフルに味わえます。素敵な場所を歩くようなイメージを持ってください。どこでもいいのだけれど、このバスボムの場合はチベットでしょうか。」

 『シナシージア』の施術を受けたことがあれば、マークが次に手に取った水色のボトルの形をした『リトル ボトル オブ カルム バスボム』を見て、LUSH SPAの棚に並ぶボトルを思い出すことでしょう。「これは快眠を誘う最高のブレンドをコンセプトに開発されていて、豊かな香りを放つカミツレフラワーオイル、ローマカミツレフラワーオイル、ラベンダーオイル、トンカなどが配合されています。出来上がりには我ながら満足しています。この香りは私にとって、とても落ち着く香りです。お風呂で使わなくても、ただそこに置いておくだけでもいいんです。」

-睡眠のまえに-

 最近イギリス国内の不眠に悩んでいた人の『トワイライトムーン ボディローション』を使った体験談がSNSで話題になりました。睡眠の質を上げるような商品の開発に力を入れているのか、という問いに一瞬黙ってからこう答えました。

 「これらの商品が本当に効くのかという問い合わせに返事を書いたんです。大統領を交代してもらいたいと思っても辞めさせることはできないのと同じで、この商品が心配事の根本を解決してくれることはないと思います。でも、みなさんが私たちに“何かしてくれるモノ”を作ってくれると期待してくれることは嬉しいことです。私たちが彼らの睡眠に貢献したと考えてくれる人がいてくれるのは良いことですね。」

-日々の回転をチューニングするもの-

彼は次に『スピニング プレート スピナー』を手に取りました。2017年に大流行した玩具にインスパイアされた数回に分けて使えるバブルバーです。お湯の勢いでスピンしながらレモンマートル、レモングラス、オレンジフラワーの香りがバスルームに広がります。「当初は子どものおもちゃのイメージで作っていましたが、出来上がったのはそういうものではありませんでした。これは大人が遊べるアイテムなんです。スピンさせると豊かな香りで満たされ、そして気持ちが落ち着いていくように感じます。大人というのは感情的に抱えきれないことや、向き合いたくないようなことは重なることが多く、どんどん忙しくなっていくものです。それを落ち着いて解決していけるように、と思いを込めて商品を開発しました」

-シャワー派こそ#LushMood-

 普段はシャワーで済ませてしまうという忙しい人ほど、#LushMoodで気分を整える必要がある人かもしれませんよね。「シャワーボム」は、バスボムと違い、湯船の外で使う商品です。お湯ががかかると、原材料の海藻とデンプンが生み出すなめらかなムースを、シャワーを浴びながらお肌の上をすべらせて嫌な気分と一緒に流します。

 『トワイライトムーン ボディローション』が好きな方は、シャワーボム『スリーピー シャワーボム』 が気になるのではないでしょうか。柔らかなお肌へと導くオートミールが配合され、世界中でその効果が認められている麦芽のなめらかさを楽しめるシャワーボムです。お肌にすべらせれば、ラベンダーとトンカの優しい香りがあなたを包みます。忙しい一日のあとに体をほぐして心を解き放つようなシャワータイムになるでしょう。逆に『ノット スリーピー シャワーボム』は、寝起きでぼんやりしてしまいがちな朝に、電源をオンにしてくれるようなシャワーボムです。レモンマートル、ブラジリアンオレンジ、ネロリの美味しいタルトのような香りのブレンドが弾けます。爽やかなシャワータイムが、まとわりつく眠気を洗い流してくれるでしょう。
 オレンジ、パイン、パチョリがオリエンタルに香る『カルマ シャワーボム』は、お肌を清潔に保つターメリックを配合したオレンジ色のピラミッド型のシャワーボムです。マークは“予期せぬ変化があってもハッピーでいられる”というカルマのコンセプトで『カルマ パフューム』以上のものを作ることは大変だったと言います。ロングセラーの香りは、落ちつきながらも眠気を誘うことなく、心を鍛えてくれるように開発されています。明るいシトラスのトップノート、瞑想的なパチョリの香りが広がり、心のバランスを保つかのように穏やかなシャワータイムを過ごしていただけます。
 コマのような形をした『コヤンニスカッツィ シャワーボム』(コヤンニスカッツィ:ホピ族の言葉で「平衡を失った世界」という意味)は、映画の曲からヒントを得ました。フレンチラベンダー、イランイラン、バイオレットリーフのブレンドが穏やかに香ります。気持ちをなだめて、忙しい心が速度を落としバランスを取り戻したい時にシャワールームに連れて行ってみてください。

-フィルムの中に込めたもの-

 オンライン限定の「アトモスフィア」は一回使い切りのシャワージェルが海藻由来のフィルムに包まれているネイキッドアイテムで、全く新しい商品カテゴリーです。いくつかのムードを求める方のために、効果的で、かつパッケージゼロの商品を作ることへ熱意によって生まれました。

 生分解性のフィルムで包まれた商品がリサイクル素材で作られたボックスに入って届きます。もちろん使用後のボックスは再利用できますよ。肝心な中身は、マネー、ラブ、ジョイ、レッティング ゴーの4種類のアトモスフィアがセットになっていて、 自分が意識を向けたことが現実になるという、引き寄せの法則をコンセプトに開発されました。

『マネー シャワースフィア』
香りのブレンド:ライム、フェンネル、サイプレス
マントラ:「自分をコントロールすることを楽しみましょう」

『ラブ シャワースフィア』
香りのブレンド:スパイシー、リンゴのような甘さ
マントラ:「愛することと感謝することは似ている」

『ジョイ』
香りのブレンド:温かく香るベルガモット、クローブ、ブラックペッパー、ジンジャー
マントラ:「人生を創るのは自分自身」

『レッティング ゴー シャワースフィア』
香りのブレンド:ラベンダー
マントラ:「手放す」

 他の3つと違い、ラベンダーオイルのみを配合した『レッティング ゴー シャワースフィア』についてマークはこう話します。「多くの抱えたり溜め込んだりすると、それが不健康の原因になって、手放さなければいけなくなる時があります。また『執着を手放す』ために開発されたアロマテラピーブレンドなのです。」

-色と香りが彩る人生-

 調香はいつでもマークにとって自己表現の方法のひとつでした。ラッシュにおいても質の高い原材料で数多くの調香を手掛けてきましが、それぞれの香りをベストな状態に仕上げることはとても重要であり大変だと言います。ムードを一転させてくれる#LushMoodの開発には、多くの実験が必要だったことは想像がつきます。

 「みなさんが商品を選ぶ時、まず最初に考えることはなんだと思いますか?」とマークは聞きます。「カラフルな商品が並ぶラッシュですが、多くの人は商品の香りで判断します。視覚的なイメージと香り、それぞれに意味があって目的があるはず。そう、どちらか一つ欠けても成り立たないのです。」色が多すぎるという声に、マークはいつも“色彩は誰も殺さないけれど、色彩が無くなったら人生がとても退屈なものになってしまうことでしょう。と答えています。「グレー、ベージュ、クリーム色だらけのショップなんて、私は耐えることができません!」色は生活に彩り、香りのイメージを高めてくれる大事な要素なのです。

#LushMood の商品は、オンライン限定のLush Labsで2018年夏に初めてオンライン限定で発売されました。商品を試してくださったみなさんから、たくさんの感想やご意見を集め今後の発売を検討しています。まだ商品をお持ちのみなさんは、ぜひ#LushLabsで声をお寄せください。

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