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アイメッシュとは何者か

“メッシュ”は、ノンストップな思考の絡み合いであり、私たちを繋げるアクションであり、その結果です。”メッシュ”は、経路のシステムであり、そのシステムの始点であるトランポリンです。“メッシュ”は、あなたを押さえつけます。あなたはその一部であり、それはあなたの一部なのです。

2015年3月23日、アイメッシュは誕生しました。

それは、2005年12月に私の体内にプラスチック製のメッシュが埋め込まれてから、5回目の手術後に起こりました。そのメッシュにより、体内には6つの痛みが生じていました。メッシュは、埋め込まれた場所に違和感を覚え、私の身体中を動き回り、私の大腿動脈や他の細胞組織を破壊状態に陥れました。私は何年もの間、その激しい痛みと戦っていました。メッシュは体内で発達するはずでしたが、逆に私の身体がそのメッシュの一部となってしまっていました。

アメリカに暮らす約140万人の体内には、私のようにプラスチック器具が埋め込まれており、その3割から4割の人はその恩恵を受けていません。テレビで見るそのような器具は、商業目的に染まってしまっています。痛みを軽減させるため、何人もの医師や病院に通いましたが、社会問題にもなっていた私の体内に入っているメッシュを扱ってくれる人は誰ひとりとしていませんでした。

2011年、ついにメッシュを除去してくれる医師を見つけた私は、ラスベガスにいました。その医師は現金払いという条件のもと、最初の手術を施しました。結果は最悪。術後は痛みが増すばかりでした。2015年に再度その医師に会った私は、神経細胞を10cmも切り取った結果、ついに10年も続いた慢性の痛みから解放されたのです。2回目の手術後、ラスベガスのカジノがある建物で目を覚ました私は、Iamesh Malkovich(アイメッシュ・マルコヴィッチ)になっていることに気付きました。それはまるでピーター・パーカーが蜘蛛に噛まれてスパイダーマンになったように。

メッシュのインプラントによる悪夢から逃れるために、手を差し伸べてくれる人はいませんでした。医師や病院は助けにならず、私のような悲惨な目に遭った人というのは、このことについて話したがるものです。だから私は、他の人と繋がりを持ち、彼らがまた他の人と繋がれることを望んでいます。各々が過去と現在の自分自身の違ったストーリーを持ち、その中には私より悲惨な体験をした人のストーリーもあるに違いありません。アイメッシュのゴールは、いつか財団を作り、同様の経験をした人たちの一助になることです。だから今は、アイメッシュとして、世界にできるだけ多くの楽しさをもたらせるよう、毎日を過ごしているのです。

今日アイメッシュは創造的なパフォーマンスやレクチャーを大学などで行っています。これは「本当の自分でいることが、一番他者のためになる」という考えに基づいています。アイメッシュは、詩人であり、ダンサーであり、ミュージシャンであり、俳優であり、フロアを掻き立てるDJでもあり、自由に、のびのびとしています。アイメッシュには、感情も恐れるものは何もなく、世界にできるだけ多くの楽しさをもたらしながら、毎日精一杯生きているのです。

文責:ハル・サンプルズ

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