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Naked House - そのベールを脱ぐとき

自分はちっぽけな存在だし、プラスチックによる環境問題や廃棄物処理の問題はあまりにも大きすぎて、自分が変化を生み出すなんでできない思うかもしれません。でも、想像してみてください。部屋の中にはあなたと、蚊が一匹だけ。人間から見れば、小さな蚊だって、ずっとあなたの皮膚を刺し続けたら、あなたはじっとなんてしていられないでしょう?

イギリス・ロンドンで2017年9月4日、5日に開催された「Creative Showcase」。同時に、4つのポップアップイベント開催されました。その一つ、Naked House(ネイキッドハウス)は、“Naked”の世界にどっぷり浸かることのできるギャラリーエキシビジョンです。本国イギリスのブランドチームが、「生活まるごとネイキッドになることは、実はとっても簡単だ」ということを伝えたくて、このエキシビジョンを開催しました。

普段、どれだけのプラスティックを利用し、それが最終的にどこに行くのか考えることも無く捨て、それが例えば地球上の海洋汚染に繋がっていると気が付いた時、誰もが確実に衝撃を受けることでしょう。 同時に、このユニークなエキシビジョンを見ていくにつれ、どんな小さな一歩も、私たちがパッケージに対して考えることや行動において大きな違いを生み出せるということにも気が付くはずです。それもまた、ある意味、衝撃的な事実でしょう。

このイベントのメッセージは、プラスチックによる汚染の主な原因である、使い捨てのプラスチックパッケージと、リサイクルの限界(リサイクルされたプラスチックの命は短く、資源の再利用は2回から3回)は、単純に私たちがプラスチックに対する考え方を変えれば、変えられるということです。ただ、地球に埋め立てられるものとしてだけでなく、価値ある貴重な商品だと考えたら良いのです。

でも、周りの人に「それは間違っている!」と頭ごなしに言っても、良い変化は生まれません。考え方や習慣を変えるインスピレーションを与えることが大事になってきます。そしてそれこそが、Naked Houseが目指していることなのです。

1階でパッケージの歴史をたどりながら、食品など大切なものを保存するための包装に始まる、プラスチックの無駄づかいに頭が痛くなるでしょう。Naked Houseはパッケージの過去・現在・未来について展示しています。

あるフロアでは、ファッションブランドや「Where Are We Now kitchen」などの他社による イノベーションや、昨今の荷重包装に疑問符を打つグラフィックアート作品の展示などがあります。

ギャラリー最上階の「piece de resistance」は、理想のアパートとしてデザインされました。マットレスから座り心地のよい椅子に至るまで、環境に優しく、再利用の素材を取り入れることを意識した、ベッドルーム、バスルーム、リビンスペース、そしてキッチンもです。

Naked Houseのキュレーションとインスピレーションの多くは、プラスチックに替わるゼロウェイストの専門家であるLush Green Hubとこの世界に山積みのプラスチックであると、 R&D/ブランドプロダクションチームのカースティー・マクリーンは語ります。

「Naked Houseを作り上げることは、ラッシュのバイヤーたち、 Green Hub Teamがどれほど専門的な知識を有しているかを再認識させてくれました。彼らはそれらについて知っているだけでなく、全員が情熱を持っていたことが、それが私たちの根幹にある倫理観と環境をケアする精神、持続可能な代替品の発見へのカギでした。」

マンディ・ベイカー、バリー・ローゼンタール、スティーブ・マクファーソンといった、捨てられたプラスチックで美しいアート作品を作るアクティビストアーティスト達とのコラボレーションの責任者である、ラッシュブランドのアートディレクターのナット・クックは、Naked Houseのアートギャラリーの要素をキュレートする際の、最も大きな挑戦は「リアルさを保つこと」だったと話します。

「Naked Houseの裏側にあるインスピレーションは、ラッシュのネイキッド商品の発表です。私たちはパッケージにも、その価値があることは理解していますし、悪いことだと言っているわけではありません。ただパッケージに対する考え方や使い方に、小さいけれど効果的な変化が必要だと言っているのです。そしてリアルさを保つというのは、私たちが手軽にできる解決策と、身近にありそうな代替物を見つけ出すことです。大金をかけて何か変えることを提案するのではありません。」

カースティーとナットにとってカギとなる挑戦は、環境に優しい製品を新たに選ぶことと既に存在するCO2の排出量が多い製品をリユースして使用すること、その2択のどちらが果たして良い選択なのかを問いかけながら、Naked Houseをリアリティのある身近にすることだったと言います。

キャンペーンをすること、環境に配慮することに賛同したとしても、こうした問いに白黒はっきりした答えはありません。

カースティーもうなずきます。「ラッシュは、どんな時も正しかったわけでなく、他の企業と同じく失敗を共有してきました。でも透明性をもち、パッケージの代替の開発とより良い可能性への道を、お客様と共有していきます。」

*Naked(パッケージ不要)HouseのテーマはCreative Showcase 2017で発表された最新のラッシュネイキッドコスメと深い関連があります。それは、みなさんの大好きなリップスクラブ、シャワージェル、アイカラーやボディコンディショナーをパッケージゼロで販売可能にした、コスメの進化と革新のセレブレーションでもあります。(Susan Clarkより)

 

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