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FEATURED

Soapbox: 代替技術への期待

ここ数十年の間で、化粧品のための動物実験がどれほど残虐で信ぴょう性が低いか、広く世間に知られるようになりました。

化粧品のための動物実験廃止に向けた闘いは1970年代にイギリスで始まり、1990年代には同国で法的に禁止されるに至りました。

しかし動物実験は今も依然として行われていて、ラッシュでは廃止に向けて活動を続けています。ラッシュの創立者たちは40年以上もの間、精力的に動物実験反対キャンペーンやロビー活動に携わり、ラッシュでは一貫して、いかなる理由であっても動物実験を行っている会社からは絶対に原材料を購入していません。

人々の意識が高まり、キーとなる法律の改正はあるものの、まだEU圏では動物実験に代わる実験方法は完全には浸透していません。

それはなぜでしょうか?化粧品のための動物実験は、EU議会が採決した化粧品規制によって禁止されています。その一方で、EU圏における化学物質に関する規制「REACH」の安全法案では、動物実験が認められているのです。

動物実験代替技術は、未来へのカギ
40年以上にも渡る活動を経ても、いまだに動物実験を終わらせることができない現実と、動物たちが犠牲となり続ける実態に、ラッシュはフラストレーションを感じてきました。
そこで、2012年に独自の取り組みをスタートさせました。それが「Lush Prize(ラッシュプライズ)」です。これは、動物実験をなくすための画期的な方法や代替法の研究をしている団体や個人の研究者を毎年表彰する、総額25万ポンド(約4,300万円)の基金です。

この度、ラッシュは過去のLush Prize受賞者、XCellR8社と共同で取り組みを開始しました。XCellR8社は細胞培養技術を研究しており、化粧品業界向けに最先端でエシカルな動物実験代替法を提供しています。これにより、化粧品会社や原材料サプライヤーは完全に動物実験に代わる方法で実験を行うことが可能になりました。また、XCellR8社は研究者や若い科学者にトレーニングの場を提供することで、彼らが代替法技術を身につけ、さらに研究を進めることを後押ししています。そんなXCellR8社の取り組みが、2013年にラッシュプライズのトレーニング部門を受賞するに至ったのです。

今回のXCellR8社との共同研究は、動物実験を伴わないより先進的な実験方法の開発の一つで、化粧品が人のからだにどんな影響を与えるのか観察するため、立体的なヒトの人工皮膚を培養するというもの。

「これは従来の動物実験に代わる、とても効果的な方法なのです」と話してくれたのは、XCellR8社の創立者キャロル・バーカー博士。

「“立体” ということが大きなポイントです。この人工皮膚には、人間の皮膚を構成する大切な層がすべて含まれています。例えば表皮層。この層は、化粧品の機能や安全性を査定する上で非常に大切な役割を果たします。完成した商品を表皮層につけ、からだにどのような変化が起きるか、正確に観察することができるのですよ。」

課題
動物実験の代替法を開発し、その使用を目指す個人や団体にとっての課題は、「REACH」や経済協力開発機構(OECD)などの公的機関から承認を得ること。そのためには、代替法の有効性を科学的に立証する必要があります。つまり、研究所内、また複数の研究所間で、一貫して整合性のある結果を出さないといけないということです。ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(HSI)によると、「これは時間もコストもかかる条件で、一つの代替法を確立するには、時として10年以上、100万ドルもかかることがある」と言います。

ラッシュ薬事担当のディレクター、カール・バイグレーブは、行動で示すしかないと考えています。

「すべての答えがある訳ではありませんが、問題提起はしていかないと。突破口を導き出すには、資金面で援助し、どんな方法が本当に安全かそうでないかを見極めないといけません。REACHで定められた条件に留意しつつ、OECDに立証、合意してもらえるような代替法を開発し提案していかないといけません。ですので、自分たちで独自に実験を繰り返していて、代替法の使用開始に向けた準備段階に入っています。」

これらの代替法は、時代遅れな動物実験よりも、より信頼性が高い上、時間もコストもかからず実用的です。

アメリカ国立衛生研究所の元ディレクター、イライアス・ゼルーニ医師は、研究者たちは動物実験によるデータに頼りすぎていると感じています。

「今はもう人体を使って人間の疾患を研究しなくなりました。ですが、人体における疾患生物学を理解するためには、今一度、新たな研究方法も視野に入れながら、人に使用した時にどんな反応が出るかということに立ち戻る必要があるのではないでしょうか。」

未来
化粧品開発の段階から、実際に化粧品がショップの棚に並ぶまで、動物実験を行わないことは可能でしょうか?

バーカー博士は、それは可能であり、またそうあるべきと考えています。

「今の科学なら十分可能です。動物実験を一切行わなくても、原材料や完成品の有効性は、人体研究をベースに開発された方法で検査できますから。細胞培養を使った試験方法は、従来の動物実験に代わる、とても効果的な安全性試験なのです。」

 

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Lush Prize(ラッシュプライズ)についての詳細はこちら

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