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リクルーティングビジョン - マニュファクチャリング -

Hub for Fresh Handmade

マニュファクチャリング シニアマネージャー
清水 亮

 

来たる2019年3月、ラッシュジャパンは日本でビジネス展開をスタートしてから20年を迎えます。東京・自由が丘に一号店となる小さなショップがオープンしたのが、1999年3月4日のこと。そして当時、日本でラッシュを展開するにあたって、最も重要視したのが、国内に製造の拠点を持つことでした。ラッシュのふるさとイギリスから、日本に商品を「輸送」するのでは、それだけで「フレッシュ」さが損なわれてします。イギリスから離れた国でのブランド展開だからこそ、国内に製造拠点を持つことは絶対的な条件でした。

ラッシュジャパンの設立から間もない頃、神奈川県厚木市にあった小さな工場。製造・ラッピングスタッフ合わせて10名ほどのとても慎ましいものでした。

当時を知る、現在サプライ・プロダクション シニアマネージャーの清水さんはこう話します。

「製造スタッフとして入社したのが2001年はじめ。バスボムの製造が最初の仕事だった。当時は、お店の数もまだ少ないし、今ほどブランド自体が知られていなかったけど、まだ世の中にないものを作りしているっていうワクワク感がとにかくエキサイティングでしたね。」

清水さんは、コンパウンダー(製造担当者)としてのキャリアを積み、取り扱う全ての商品カテゴリーの製造ができるラッシュにおいて貴重な称号「マスターコンパウンダー」を獲得。その後は生産管理や出荷部門、店舗サポート部門など幅広い分野に携わり、現在はいわゆる製造・出荷などサプライ全体の統括をしています。

「この約20年間、ラッシュの製造を見てきて感じるのは、いい意味で軸が変わっていないということ。当然、2回製造拠点の場所は変わって、今の場所に移転したのが2006年7月。その度に規模も大きくなったし、働く仲間も増えていきました。でも、変わっていないと感じるのが、僕たちがラッシュのフレッシュハンドメイドを体現しているんだっていう誇りのようなもの。キッチン(ラッシュの製造拠点)を訪れた人は、みんなびっくりするんだけど、ここまで!?っていうくらい人の手で商品が作られています。でも僕たちからすると、それってとても意味があって価値があること。フレッシュなフルーツや野菜は想像以上にデリケート。季節によっても産地によってもそれぞれ個性が変わってきます。それらを使って、一定の品質の商品を作るには、人が自分の目で見て、手で触って、確かめながら製造するからこそ、本当の意味でラッシュの商品がお客様の手元に届けられているんです。この思いは、10人で全商品を作っていた頃と変わらないし、むしろ同じ思いのたくさんの仲間で増えたことで、その熱量はもっともっと大きくなっている気がしますね。」

フレッシュハンドメイドを追求するするからこそ、その実現のためにはその思いを形にする人の存在が不可欠。そんなラッシュの製造部門をはじめ、サプライチェーンに関わるあらゆる部門は、今まさにターニングポイントを迎えていると、清水さんは続けます。

「ラッシュグローバルの中でも、全商品ラインナップを製造する工場って、日本を入れて7ヶ国しかない大事な拠点。日本国内で言うと現在約90店舗を展開していますが、最近は大型の路面店をオープンが相次いでいます。つい先日も世界中のラッシュのショップの中でも、国内外からもっとも多くのお客様が訪れる心斎橋に2つ目の路面店がオープンしたばかりですし、4月末には国内最大のフロア面積の神戸三宮店がオープンしました。また、あまり知られていないかもしれないですけど、現在アジアの国々のラッシュのお店は、日本で製造した商品が並んでいるんです。フィリピンやシンガポールへの輸出は、結構歴史があるけど、去年から香港への輸出がスタートしています。一年半前に新しくオープンしたタイへも。そして今年から約70店舗を展開する韓国へも商品を届け始めましたし、近い将来には、他のアジアの国への展開も見込んでいますしね。」

国内のみならずこのアジアへの商品供給の増大も影響し、今年の製造量は、昨年に対して20%の増加を見込んでいます。3年後には、さらにその1.5倍にまで伸びると予測。また、製造・出荷量の増加はもとより、これまでのコスメの常識を覆すような、新しいイノベーションが次々と生み出されていることもあって、ハンドメイドで商品作りを追求するからこそ、その製造や出荷時においても、より繊細かつ複雑な技術や配慮が求められます。こうした背景もあり、製造や物流の拠点も増やす予定だと、清水さんは言います。

「ここ日本で製造された商品が、アジアのいろんな国でそのフレッシュな魅力と共に、いろいろなお客様に楽しんでもらえていると思うと、本当に嬉しいですよね。でもそのためにも、働く環境も状況の変化に対して進化させて、最適でハッピーなものにしないと。今のままでは当然キャパシティオーバーなので、製造や出荷、輸出に携わるスタッフ全員が、無理なく働くことができて、高い品質の商品をハッピーな気持ちで作り出せるように、というのが今取り組んでいることです。まず、この夏には、原材料や資材を保管している拠点を移転予定。また具体的に2つ目の製造場所も探していています。もっと先の話をすると、やはり長年の夢でもあるけど、さらに進化した、より働く人や環境に配慮したキッチンを数年後に始動させたいっていうビジョンもあります。」

20年前には、こんなに大きなブランドになるなんて想像できていなかったという清水さん。今思うことは?

「今、ラッシュジャパンは、まさにアジアにおけるラッシュの「フレッシュ」の拠点『Hub for Fresh Handmade』って言えるんじゃないでしょうか。そして、それを可能にしてくれるのは、携わるすべてのスタッフ。フレッシュな原材料からフレッシュな商品を作るスタッフもそうだし、フレッシュな状態で商品を国内外のショップに届けるサポートをするスタッフ、そうした全ての人がいて、初めてフレッシュハンドメイドコスメをお客様にお届けできると言うのが、ラッシュ。将来的にさらにブランドの規模が大きくなっても、この部分だけは普遍的な事実のはずだと信じています。」

アジア各国の中で、ラッシュジャパンの果たす役割は、またアジアだけでなく、グローバルチームの一員としての存在も、ますます大きな意味を持っています。

「折に触れて、イギリス・プールにある製造工場にも行く機会がありますが、やっぱり行くたびに、いい刺激を受けます。イギリスのファクトリーでも様々な国籍のスタッフが働いているんですが、行くたびに感じるのが、スタッフ同士がお互いに影響しあって前向きなエネルギーに溢れていること。商品クオリティへの追求や新しいイノベーションに真摯に向き合いながらも、どこかそのチャレンジを楽しんでいるようにも見えて。それがスタッフ同士のいいコミュニケーションや絆を生んでいるように感じます。また先日は、そのイギリスのマニュファクチャリングのスタッフが、日本に来てくれる機会もありました。もちろん、僕らが学ぶこと、気づかされることはたくさんあったけど、逆に彼らは彼らで、日本のスタッフからインスピレーションをもらったこともたくさんあったと言ってくれました。ラッシュという一つのブランドを中心に、世界中で携わるスタッフが1チームとして協力し刺激しあえることが、ラッシュの魅力じゃないかな。こうしたコラボレーションがやっぱり重要だし、こうした繋がりが新しい変化や進化をもたらしてくれると実感できました。」

そして現在、ラッシュジャパンは、将来的なさらなる成長を見据えて、一緒に働くスタッフの採用を活性化させています。

「ブランドが好き。このシンプルな気持ちが、僕の場合は原動力。日本もそうですが、アジアやイギリスで一緒に働く仲間を見ても、基本的にはこのシンプルな思いがどこか共通しているように思います。その上で、どんな意見やアイディアでも、どんな人とでも、オープンマインドでコミュニケーションを取ろうとすることが、何より大切なんじゃないかな。失敗を恐れるあまり、慎重になり過ぎて行動を起こさない、ではなくて小さくてもいいから、まず一歩を踏み出してみる、うまくいかなかったら、そこから次の学びにして前進させるエネルギーに変える。そんなチャレンジを一緒に『楽しめる』仲間にたくさん出会いたいと思うし、そんな仲間と一緒に『フレッシュハンドメイドコスメ』を、ここ日本からアジアに世界に発信していきたいですね。」

 

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